2012年6月21日木曜日

立山のライチョウの生態を探る③~最終章~

こんにちは☆

今日は、『雷鳥の1年(後編)』についてご紹介します。
前編はこちらをご覧ください。

7月中旬頃 : 孵化(ふか)、巣立ち
7月中旬~ : 育雛(いくすう)・・・抱雛(ほうすう)、砂浴び、採食

巣立ち後、ヒナはまだ自分で体温を保つ事が出来ない為、
エサを採りに出る→メス親の腹の下に一斉に潜り込む、を繰り返します。
1週間もすると、風切羽が見え出して2~3m飛べるようになり、
身体を覆っていた産毛の羽も幼毛に生え変わって、約4週間で幼鳥の姿になります。

8月下旬頃には、親と変わらない姿になり、
10月中旬頃には、親と同じ大きさになって性別も分かるようになります。
ただ、まだ鳴声は“ピヨピヨ”で、顔つきも幼さを残しています。
もうすぐお母さんになるんだね、頑張れ!!

オス親は、巣立ち前になると、見張りにほとんど立たなくなり、
あれだけ争っていた他のオス雷鳥達と、仲良くゆっくり採食するようになります。
そうして、オスとメスは別行動をするようになっていきます。
もう少しで見張り姿も見えなくなるのかな・・・剱岳とオス雷鳥


11月上旬 : 室堂平で積雪1mになるとメスが姿を消し、オスは群れをつくる
また来年も出会う為に、ちゃんと越冬するんだよ。


12月上旬 : アルペンルート閉鎖


立山は、雷鳥達の聖域となります。
風を直接受けない谷の急斜面にねぐら(雪穴)をつくり、
採食と休息を交互に繰り返す、のんびりまったりした日々を過ごします。

風を直接受ける斜面はほとんど積雪しない場所がある為、そこが貴重な餌場となります。
餌場には、ガンコウランなど常緑小低木の葉などが顔を出しますが、
表面は堅く凍りついている為、丈夫なくちばしや指の爪などを使って掘り出します。
雷鳥達は、厳しい冬を乗り切る術を知っているのです。
西田画伯の傑作・・・雷鳥(* ̄△ ̄*)!?
人の装備だとこうなります。アイゼン、ピッケル、ヘルメットなどなど。
笑顔が素敵☆

自然の織り成す神秘を身近に感じ、ますます雷鳥の虜になる私は、
最近、雷鳥一羽一羽の顔つきの違いが分かるようになってきた気が・・・(* ̄  ̄*)
そろそろ高山植物の勉強もしなくちゃいけないな、と思いつつ、
今日もまた、雷鳥の本を読みふけるのでした。

昨日の幻想的な夕日を室堂山からお届け。
花の便りが聞こえ始めた室堂平。
それでもまだまだ、滑れるくらい雪はあります☆

山ガール西田

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