2012年5月28日月曜日

立山の雪③

こんにちは☆

今日は、シリーズ最終章、「氷河について」お話したいと思います。

今春4月4日、「日本初の氷河確認」というニュースが流れました。
それはなんと、ここ立山連峰にある、
剱岳東側の三ノ窓雪渓と小窓雪渓、雄山東側の御前沢雪渓の3カ所なんです!
氷河とは、雪から出来た巨大な氷の塊で、流動するものの事を言います。

これまで日本には、現存する氷河はないとされてきました。
しかし、立山カルデラ砂防博物館の研究により、このような素晴らしい快挙となったのです。
立山駅、ロータリー内にある「立山カルデラ砂防博物館」。
氷河やカルデラなど学べるものがたくさんあります。
講演会講師の飯田さんは氷河の研究員の一人。
すごい人の講演会に参加出来たんだな~(*’’)

立山には”万年雪”といって、夏でもとけずに残る雪があります。
その中でも特に大きな雪渓(谷や沢など積雪がとけずに残った場所)が、
今回氷河と確認された3カ所と、真砂岳と富士の折立東側にある内蔵助(くらのすけ)雪渓です。

ではなぜ、この内蔵助雪渓は、今回氷河と認められなかったのでしょうか。
それは、氷河と認められるには条件があるからです。

<氷河の条件>
1.多年にわたり蓄積した雪が氷化して出来た氷体を持つこと
2.氷体内部の流動があること
3.雪氷がたまる領域と、とける領域をもち、それらを分ける平衡線を持つこと

内蔵助雪渓は、条件1は確認できましたが、それ以外は確認出来ませんでした。
しかし、この雪渓の氷は約1,700年前(邪馬台国の卑弥呼がいた頃)のもので、
日本一古い氷と言われており、今後の研究に期待したいですね☆

また、今回確認された氷河の内、三ノ窓雪渓と小窓雪渓は、
その流動速度がヒマラヤの氷河(ヤラ氷河)に匹敵します。

日本に、しかもここ立山に、そんなすごいものが眠っていたなんて!!!

ただ、残念ながら室堂平から氷河のある雪渓を眺める事は出来ません。
三ノ窓雪渓と小窓雪渓は仙人新道や後立山連峰から、
御前沢雪渓は雄山山頂から、眺める事が出来ます。

氷河が残るくらいだから、生きた化石と呼ばれる『雷鳥』達も、
ここ室堂にたくさん生息しているのかもしれませんね。

自然の力は、本当にすごい(* ̄  ̄)☆
地球環境のタイムカプセル・氷河を身近に感じる立山は、
今朝も1.5℃と肌寒く、雪が降るのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿